
台風シーズンの到来を受けて、太陽光発電所による事故の被害を抑えるため、独立行政法人 製品評価技術基盤機構は対策のポイントをまとめました。参考にして、第三者への被害防止に努めましょう。
台風事故の3件に1件で第三者へ被害
屋外に設置される太陽光発電所では、自然災害による事故が多く発生しています。中でも、台風による事故では、3件に1件が第三者の物件に被害を与える事故に発展しているとされています。具体的には、強風によってパネルが飛散したり、大雨によって土砂が流出したりするなどの被害です。
台風接近前と通過後の対策のポイント
台風の進路や雨風の強さなどは刻々と変化するため、完璧に対策を取ることは難しいかもしれません。しかし、だからこそ、日頃から事前に備えることが重要です。独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE、ナイト)は、台風シーズンに入ることを受けて、台風による太陽光発電所の事故を軽減するためのポイントを公表しました。
NITEによる「台風事故リスクを低減するための対応ポイント」を抜粋してご紹介します。
台風接近前の対策のポイント
・連絡体制の整備・確認
災害時における緊急連絡体制や設備の運用方法をあらかじめ決めておきましょう。
・排水経路の確認
発電所内や周辺の排水溝や側溝に溜まった落ち葉やゴミを掃除し、水捌けをよくしておきましょう。
・設備の破損状況や固定状況の確認
壊れている箇所や強風で飛ばされやすい箇所がないかなどを、事前に確認しておきます。
・土砂流出・地盤崩壊リスクの確認
設備周辺の崖や法面が崩壊する可能性がある場合は、補強工事や防護壁の設置、追加の排水ルートなどを検討しましょう。
台風通過後の対策のポイント
・安全確認と臨時点検
自分自身の安全を確保した上で、電気主任技術者等が設備の点検を行います。
・迅速な応急処置と二次被害の防止
被害が確認された場合は、迅速に応急処置を行います。続いて、第三者が感電などの二次被害に遭わないように、対策を講じてください。
・修理・改修の実施
適切な修理を行い、場合によっては、架台の補強や、高台への移設などの改修を検討してください。
今年は、スーパーエルニーニョ現象の影響で海水温が高く、台風が発生しやすい状況が続く見通しが示されています。できる限りの備えを実施し、太陽光発電所による事故の防止に努めましょう。
(参考:独立行政法人 製品評価技術基盤機構『台風による太陽電池発電所での電気事故 3件に1件は第三者の物件への被害が発生』)



