受託して初めての年次点検。
サーバーや一部回路に電源を供給するため
非常用発電機を運転しながらの年次点検でした。
充電する回路には間違ってブレーカーを切ったり感電しないように
操作禁止テープで表示しています。
作業は私と応援者の2名。
作業前には充電部を一緒に確認しました。
にも関わらず、キュービクル内に入って作業するとき
リストアラームが鳴って気付いた私。
「そこ、発電機回路ですよ」
応援者より指摘を受けました。
充電部があることが完全に頭から抜けていたのです。
ケーブルのシールドが盤表から届かずそれを外すのに頭がいっぱいでした。
この反省点をいかして次のことを実施します。
・リストアラームは必ず着用する
・キュービクル内の充電部に至る部分に充電部があることを表示する
・シールドの測定位置を盤表側から測定できるように改善する
技術者の感電死傷事故の事例を見ると
「何でこんなことしたの?」
と思うことがありますが、
誰も事故を起こそうと思っていないはず。
作業者は何かに気を取られていたり焦っていたりと
その時普段と違うことが起きていることが多いと思います。
そうならないためにも
事故が起きない仕組みづくりが必要だなと感じました。